CATEGORY:CXP-UK1 チューニング 海外製 整備

2016年01月30日

何種類かシリンダーとバレルを用意して調整してみたよ ICS CXP-UK1

何種類かシリンダーとバレルを用意して調整してみたよ ICS CXP-UK1
今回は久々に強いスプリングとショートバレルも含めて様々な仕様を用意してみました。
ベースとなるエアガンはICSのCXP-UK1です。
バレルとシリンダーの交換が容易である事から、メンテナンスも含めてこういう比較がやりやすいモデルです。
出来るだけ同一条件で比較したいですから。
さて、シリンダーに関してはノズルの仕様が違っていたりはしますが、ICSの海外仕様純正のM120スプリングとSHSのM110,ORGAさんのアクシススプリング(105%)となります。
以前に使っていたバレル長360mmの時の0.98Jスプリングや0.9Jスプリングは、今回は除外します。
というのは、今回はアウターバレルの短い仕様なので、インナーバレルも260mmをMAXとしているからです。

何種類かシリンダーとバレルを用意して調整してみたよ ICS CXP-UK1
インドアでの取り回しが良いように、14.5インチから11インチにしたのでインナーバレルの選択も決まってきます。
出来ればあまり短いインナーバレルにはしたくありませんが、とりあえず150mm、180mm、260mmの3種類を用意しました。
で、150mmのバレルにM120スプリンツの組合せから始めました。
但し、シリンダーは純正の加速シリンダーではなく、フルサイズシリンダーを更にボアアップという仕様にしています。
加速シリンダーの方が初速が高いですが、M120スプリングが入っているので加速シリンダーを使わなくてもピストンを押し出す速度は十分ですし、今まで使ってきた感じではロングレンジでの伸びも良かったからです。
で、0.2gのBB弾で初速を計測したところMAXで95m/sから97m/s出ています。
実際に撃ってみたところ、そのホップ調整ではBB弾が0.25でも舞い上がる感じだったので少しづつホップを弱めて適正位置を探って計測してみると、0.2gのBB弾で88m/sでした。
 もう少し適正ホップで初速欲しい気もするので、バレル長は180mmに変更です。
 そして、短いバレル特有のホップを強くするほど初速が上がるので、使いもしないほどホップアップの突起が飛び出さないように加工です。

何種類かシリンダーとバレルを用意して調整してみたよ ICS CXP-UK1
180mmバレルでM120スプリングにした場合の初速がこれです。
MAXで97m/sなのは変わりませんが、0.2gのBB弾での適正ホップでも95m/sから96m/sです。
もしかすると、もう少し低い初速が0.2gの適正ホップになるかもしれませんが、それでも90m/s以下になる事は無いでしょう。

何種類かシリンダーとバレルを用意して調整してみたよ ICS CXP-UK1
ちなみにM110スプリングのシリンダーでの初速はこちらです。
ホップ調整はM120の時と同じままです。
これでも良いかと思いますが、その辺はロングレンジでの試射で比較したいと思います。
ちなみにこのM110スプリングと260mmバレルの組合せでのMAX初速は97m/sでした。
バレル長が260mmになると、ホップを強くかけていくほどに初速が落ちていきます。
ただ、260mmのバレルの場合、360mmバレルほどノンホップから適正ホップにした時に初速が大幅に低下することはありません。

何種類かシリンダーとバレルを用意して調整してみたよ ICS CXP-UK1
次にORGAさんのアクシススプリング(105%)を使った場合です。
かなり初速が落ちていますが、インドアフィールドで90m/s以下までなんて規定があるところでは良いかもしれません。
ちなみに東京マルイのG3SASのSTDモデルも初速は同じぐらいです。
近距離戦で軽量弾ならば十分な初速と言えます。

何種類かシリンダーとバレルを用意して調整してみたよ ICS CXP-UK1
7ヤードからの射撃でのターゲットはこんな幅のせまくなったターゲットを使っています。
このターゲットでゼロインしておくと25メートルぐらいまでは、だいたい会っています。
勿論、距離の関係もあるのでサイトの上下は調整しないといけませんけれど。

ここで、短いバレルと強いスプリングだから流速チューンという流れになるかもしれませんが、実際のところロングバレル仕様で0.2gのホップ調整した場合から、0.25g, 0.28gの重量弾に変更した場合、BB弾の重量が増えるのですからホップも強くなるように調整すると思います。
そうなるとBB弾の発射において抵抗が増します。
0.98Jの規制がありますから、ロングバレルで抵抗に対応出来るようにと強いスプリングを組むことは出来ません。
つまり、ロングバレルでは重量弾を使う場合、ノンホップの初速と適正HOPでの初速低下が軽量弾よりも大きくなるという事です。
直進性は弾速が高いほうが有利ですし、ホップが足りなければ重量弾に適正な回転が与えられず飛距離が伸びません。
重量弾を使用した時の適正ホップで大幅に初速が落ちないようにする事を前提としたバレル長選びが必要だという事です。
空気がBB弾を包み込むとかそんな話よりもかなり重要な要素だと思います。
そこでノンホップから適正HOPにしても大幅に初速が落ちないバレル長というのを探していくと、200mmから280mmあたりのような気がします。
今回は180mmバレルにしてしまいましたが、それはM120スプリングありきで組んじゃったからという事で……(^_^;)
このバレル長って、東京マルイの次世代に多く使われている長さのような気がしますが、次世代がノーマルでもロングレンジで飛距離と命中精度を確保している理由は、そんなところにあるのかもしれません。
実際、0.2gでも0.25gでも、どちらでも安定した性能を発揮していますから。
さて、今回はロングレンジで飛ばすという事を主眼に置いているのではなくて、ピンポイントな正確さを出すために直進性で初速を不必要に落としたくないと考えての調整です。
0.98J規制が無ければ、ロングバレルで強いスプリングって事になりますが、それは出来ませんから微妙な調整をして気に入った組合せを使おうという感じです。

ICSのCXP-UK1はかなり気に入っていて、安価でありながら命中精度が高いと思います。
個人的な好みではハンドガードでは無く、ストックパイプにバッテリーが入るタイプの方が取り回しが軽くて好きですが、実際、このシリーズはストックパイプにバッテリー収納のタイプとハンドガードにバッテリーを収納するタイプの両方があるので選べるところも気に入ってます。
よくヘッドショットを狙える集弾性とか聞きますが、バリケードから僅かに体を出して攻撃してくる相手を狙うには、そんな大雑把な集弾性じゃ厳しいと思います。
相手が気づいてなくて無防備な状態というなr別ですが、それはスナイパーにお任せする話で、撃ち合いになる20メートル付近ならば、1センチを狙えるぐらいの性能が欲しいところです。
カッティングパイで僅かに敵の肘や肩が見えたぐらいの範囲で撃つならば、5メートルの近距離でもピンポイントに当てられない銃では勝負にならないと思います。
BB弾のサイズは5.95mmしか無いのですから、場合によっては1センチ反れただけでも当たりません。
弾道を見て調整するって人もいますが、相手に当たるまでずっと弾道を見てたら、相手が撃ってきた弾も自分に当たるかもしれないのですから、相手に気付かれていない状態で撃つ場合を除いて、やはり真っ直ぐな弾道ときっちりゼロイン合わせてあるサイト、そして真っ直ぐに飛んで行く距離を自分の物にしておきたいわけです。
そんなわけで軽量弾でも重量弾でもノンホップと適正ホップでの初速差が小さい設定で重量弾を使えばそのまま命中精度が上がるという仕様が結果的に飛距離も伸びていると言えるでしょう。

それと、耐久性のある構造というのも大切ですが、メンテナンス性も重要だと思っています。
実際、ホップパッキンにシールテープを巻いているだけで初速が4m/sも上がったりする事もあったので、ピストンやシリンダー、ノズルやシリンダーヘッド、そしてホップチャンバーのメンテナンスが手軽に行えるという事でも上下分割メカボックスのICSをチョイスしているわけです。
ちなみにトレポンは、撃ってみたことあるけど自分には合いませんでした。
弄る遊び用にチャイポンは持ってるけど、それで良いかな?と思うので……(^_^;)
さて、前が短くなったので取り回しの面で今までよりも楽になりますかね?


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Posted by ひさみしろあ  at 04:46 │Comments(1)CXP-UK1チューニング海外製整備

COMMENT
初めまして。ちょうど自分も同じことに気かつきまして、そのタイプのセッティングで調節してます
もしかしたら初速誤差程度かも知れませんが、ノンホップから適正までの上下差を+2キープもしくは、変動無しを許容範囲にしてしてます。
ただ不思議と弾道がより素直になり400ミリのバレルより山なりになってない気がします。

ただ、欠点はアウターの軸がしっかりしていて、銃自体の剛性があってたわみがあまり出ないこと
理想はマルイのプラフレームですがどうも上手くいきません
Posted by やまやん at 2017年08月31日 23:42
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